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Directed and Produced by
純谷吉松(Itoya Kichimatsu)


■2006年01月のニュース一覧
▼[2006.01.30]メジャーOSに必要な機能
▼[2006.01.28]DRMなんて
▼[2006.01.26]その日のオリンピック
▼[2006.01.24]ぐぐるの居場所
▼[2006.01.22]休日の過ごし方?
▼[2006.01.20]悪嫌広告
▼[2006.01.18]勝者を決めるもの
▼[2006.01.16]スーパースーパー・イヴ
▼[2006.01.14]吹き抜ける風
▼[2006.01.12]ファイル共有の理由
▼[2006.01.10]あしたの再生動画
▼[2006.01.08]動画の居場所

■2006年02月のニュース一覧
■2005年12月のニュース一覧


 
[2006.01.30]
  メジャーOSに必要な機能


 ▼MS to omit anti-virus from Vista(The Register)【英語】
  http://www.theregister.co.uk/2006/01/30/vista_security_allchin/


 まぁマイナーなOSの利用者が増えて,ウイルスまで持ってこまれても困ることは困るんだけど。

quote:マイクロソフト社はウインドウズの次のバージョンで,今年後半に出荷予定のウインドウズ・ビスタから,アンチ・ウイルス機能を省略する。しかしマイクロソフトはビスタを,ウインドウズ・セキュリティの画期的改善として販売促進している。マイクロソフト社の共同社長であるジム・オールチン氏はいう。「(ウインドウズ)XP SP2は非常によいシステムだった。だが,ビスタと比べたら昼と夜だ」。

 アンチ・ウイルスのソフトをOSにデフォルトでつけるかどうかの前に,ウイルスが存在できないOSをつくれよとか思ってしまってから,そんなOSなんて,あるだろうか? と思っていた。そりゃ例えばマックOS XとかユニックスとかビーなどのOSにはウイルスは少ない。でも少ないだけでないわけではない。造ろうと思えばプログラミングができる人ならすぐに造れる。なんでウインドウズ向けのウイルスがアホみたいに多いかといえば,そのOSを使っている人が多いから,だけでしかない。

 たとえばウインドウズ・ビスタにアンチ・ウイルスの機能がついたとしても,それでウイルスの被害が完璧になくなるというわけではない。いまだって,アンチ・ウイルスのソフトを使ってれば,なんの問題もないだろと思うような被害が起きる日時には,当たり前のように被害に遇う人が出てくるし,それ以前にきちんとウインドウズ・アップデートでOSの更新さえしていれば,なんの被害も遇わないのにと思っても毎度被害の報告をきくことになる。ビスタにアンチ・ウイルスの機能が付いたからといって,なにか変わるかと考えると,一時的には変わるけど,それだけ,というような気がする。別に普通のユーザーをバカにしているわけじゃなく,世の中,そういうものだと,なんとなく思ってしまっているのですけど。



 
[2006.01.28]
  DRMなんて


 ▼French court bans use of DRM on Warner Music CD(afterdawn.com)【英語】
  http://www.afterdawn.com/news/archive/7256.cfm


 グーグル・ビデオは国ごとの枷をはめ(まぁいまは米国だけだろうけど),一般ユーザーからのビデオを完全フリーにしてヘンテコなバランスを取っているが。果たして,日本でのグーグル・ビデオを期待しているのは,ムダな希望なんだろうか?

quote:1月10日,パリの地方裁判所はワーナーミュージック社のフィル・コリンズのCDに対して,そのDRM(デジタル権利管理)に不利な判決を下した。ワーナーミュージック社には原告の損害賠償と懲罰的罰金として5000ユーロ(71万5千円)が科せられ,また,ユーザーがどんなメディアにでもコピーするのを妨げるDRMの使用を,法廷は禁止した。この決定は,消費者団体によって称賛されている。

 このニュースを報じる日本語のページもサイトもみつからなくて,英語をしっかりと読めるわけぢゃないわたしは,果たして間違いなく伝えているかどうかつかみ切れてないんだけど(もちろん伝えているとは思っているけど),こんなにもはっきりとわかりやすい判決が出ているのにそれを伝えない日本のメディアっていったいなにをやっているのだろう? たぶん上告しているだろうから(未確認)もちろん判決が出たといい切るわけにはいかない。けど,そういう判決があったっておかしくなんかない。個人的には至極真っ当な判決であり,世界中から支持されてしかるべき判決だ。

 というよりは,将来的にはいわゆるDRMというのは根本から消滅してしかるべきものだ。まったく存在価値のない,社会にとって毒悪でしかないものだ。日本にあったらしいCCCDとかいうのもそうだったし,いまもあるDVDビデオもそうだ。世の中には一部のテレビ放送が録画できるとかできないとか,そんなことをしようとしているような人たちもいるのだという。コピーできなくするのも録画できなくするのも勝手だが,それらはしかるべき措置(それを違法とかいうのはお笑い草だが)をとらなければ検索によって探し出すこともできない,誰からも必要とされない動画になるだけだ。この世に存在価値のある,そんな動画には,DRMなんて,最初からかかってなどいないのだから。



 
[2006.01.26]
  その日のオリンピック


 ▼Technology at the Winter Olympics(PC Magazine)【英語】
  http://www.pcmag.com/article2/0,1895,1916754,00.asp


 数年後,オリンピックはどうなっているのが,正しいか。

quote:イタリアのトリノ 冬季オリンピックの15日間,さまざまな情報がやり取りされ,すべての競技はイタリア語,フランス語,英語の3カ国語でサポートされる。ITチームも9万人以上のスタッフやジャーナリストなどに支えられ,レノボ社は5000台のデスクトップ,1000台のノート,そして350台のサーバーを含む機材を提供する。

 ふと思うことだけど,オリンピックはなんでテレビから離れられないんだろうか? いや,別にテレビでの中継があってもいいんだけど,それがすべてみたいになっている状況はなんともみっともない。実際に出ている選手たちにとっても不満でしょうがないことだろう。もともといずれの商業組織とも絡まずに存在していていいはずのオリンピックなのに,現状は至るところで金の匂いのする大会になっている。

 たとえばネットですべての競技の模様を観ることができ,記録などの結果もすべて掲載されている状態であれば,ずいぶん楽にオリンピックを楽しんでいる自分がうかがえる。まぁオリンピックもテレビの商業主義にまみれないと行えないのかもしれないけど,新聞やテレビがないとなにも伝わってこないものではないオリンピックも観てみたかったりする。たとえば,40年後,80年後に行われているオリンピックはどうなっているか,想像してみると,楽しいかもしれない。



 
[2006.01.24]
  ぐぐるの居場所


 ▼Google Pack: A Big Move Beyond Search(PC Magazine)【英語】
  http://www.pcmag.com/article2/0,1895,1908999,00.asp


 まぁ,OS自体の変革も早く起こって欲しいものだけど。

quote:金曜日(1/6)の国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES 2006)では,グーグル社の共同創設者で製品部門社長のラリー・ペイジ氏の基調講演が行われた。発表されたグーグル・パックは,「どんなPCでもよりよく動かせるソフトをインストールする」ものだ。ほかのニュースでは,グーグル・ビデオでたくさんのビデオを1.99ドルでダウンロード提供するために,CBSと提携を行ったこと。また,プロバスケットのNBAが試合終了24時間後にすべてのゲームをダウンロード販売することに同意したことだ。

 グーグル・パックはいまもpack.google.comからフリーウェアとして落とせる,ウインドウズXP向けのソフトだ。グーグル・アース,グーグル・デスクトップ,画像管理ソフトのピカサなど自分のところのソフトもたくさん含むが,それ以外にもブラウザのファイアフォックス,PDF閲覧のアドビ・リーダー,そしてスパイウェア除去のアド・アウェア,ノートン・アンチウイルスも含んでいる。グーグルがこんなのを出すなんて想像してなかったんだけど,検索しての情報管理と収集につながることと思えば当然なんだろか。グーグル・ビデオも問題なくいってるみたいだし,6ヶ月のアンチウイルス更新がついてるノートンなんかはグーグルが料金を払っているのかどうか知らないけど,赤字にはならないんだろう。

 で,そんなソフトウェア群を出したら当然,前から噂されているグーグルOSとかグーグルPCなんかが気になるんだけど,記事にもあるように講演後のQ&Aセッションでそれについて訊かれたペイジ氏は,不機嫌なように答えなかった,という。本当にほかのメーカーが作ったOSの上だけでもいいのか(まぁリナックスみたいのもあるけど),それとも情報検索中心のOSをつくるときがくるのか。興味深かったりもする。いまは検索用に情報提供を拒むことが生き甲斐みたいな人間もたくさん居残っているし,それ以前にないから諦めようと思わされている情報も多い。欲しい情報はすべて検索して捜し出せて,そしてどこかに存在するのが,社会の真っ当な在り方だからだ。そのとき,グーグルはウインドウズとかマックとかの上で検索されるだけの存在で,生きていけるだろうか。



 
[2006.01.22]
  休日の過ごし方?


 ▼UK splashes out £5bn on bumper e-Xmas(The Register)【英語】
  http://www.theregister.co.uk/2006/01/20/e_xmas_numbers/


 わたしはオフラインのショッピングというのは,数年後にはなくなると思っている人なので,下の引用記事は当然の結果なのだけど。さて,今年の暮れも日本人は,クリスマスプレゼントを贈ったりクリスマスツリーやクリスマスグッズを飾ったりしてるんだろうなぁ。

quote:IMRG(インタラクティブ・メディア・イン・リテール・グループ)による英国の調査によると,昨年末のクリスマスのオンラインショッピングは,前年比50%増となって過去最高となった。買い物客は前年の同じ期間に使われた33億ポンド(6765億円)と比較して,昨年末は50億ポンド(1兆250億円)を使ったと見積もっている。IMRGは2005年全体の結果について「英国のオンラインショッピングにとって注目に値する,ダイナミックな成長の年だった」としている。

 少し話が離れる。年末,クリスマス真っ盛りのときに米国のテレビ番組を観ていて気になったのは,どこにも「Christmas」「Xmas」(クリスマス)という言葉がないこと。あるのは「Happy Holiday」(ハッピーホリデー)という言葉ばかりだった。日本中がクリスマスクリスマスといっているときに,なんで本家本物とも思えるような米国で「クリスマス」という言葉がないのかと調べてみると…,なんでも「クリスマス」という言葉には宗教的な意味合いが強いため,必ず相手がキリスト教徒とは限らない米国では「クリスマス」という言葉を避けているのだという。

 日本全体がその言葉でうるさいのに,もともとその言葉を宗教的な意味合いでも強く使っていた国が,それを避けているなんてなんともおかしな話にも思うが,よくよく考えたらキリスト教の「キ」の字も知らずに,クリスマスを楽しんでツリーを飾っている日本人の方がおかしいという気持ちも当然といえば当然だ。キリスト教的意味合いを持ってクリスマスという言葉を使ったりクリスマスパーティーを過ごしている人なんてたぶんほんのわずかしかいないんだろう日本なんだから,どんな思考も余計なものだと受け取られて当たり前。まぁ,いまさら変えようのない行事になってるんだから,いまさらなにをいってもムダだろうけど,ねぇ。



 
[2006.01.20]
  悪嫌広告


 ▼New Apple Intel ad(p2pnet.net)【英語】
  http://p2pnet.net/story/7627/


 PCも使うマックユーザーから受けが悪いのは当然として,その前に自分の宣伝になるのかどうかも,疑問な気がするけど。

quote:アップル社のインテルチップを使うことについての広告(アップル社のページ)で「つまらない箱」といわれているのはもちろんPCだ。そして「いま,インテルチップは自由になった」としてマックへの採用を述べている。アップルには前にも話題になった広告があったが,いろいろとひどいものもあった。もっともひどかったのは,RIAAとペプシと組んだ2004年の広告で,その後のiPodも含めてiTunesのプロモートをしていて,ファイル共有で起訴された14歳の女の子が登場していた(p2pnet.netの記事)。

 2004年の広告はとりあげた記事のなかにもあったが(過去記事),なにかとアップルの広告(テレビCM)は記憶に残るものが多い。その点だけなら広告としては合格点なのかもしれないけど,そのなかでも特に昨今思い返すことが多いのは,記事中にも名前が出てくるインテルチップの遅さを揶揄するものだ(キャッシュ(クイックタイム・ムービー))。G3チップに比べればインテルのペンティアム2なんてカタツムリだと断言してたわけだけど,いまはそのカタツムリチップを作ってた会社のCPUを搭載しますと云ってるわけだ。

 そんでそのインテルチップを使うiMacを発表したCMが,記事中にあるようにアップル社のページにあるのでみてみると…(キャッシュ(クイックタイム・ムービー))。「インテルチップはずっとつまらない箱のなかで,つまらないことをやらされてた。きょう,インテルチップはやっとフリーになってマックのなかで本来の仕事を行える」。まぁインテルのチップがカタツムリほど遅いと思っていた人はいないだろうけど,そんなことをいってたのは記憶の底に沈めて,つまらないことをやらされていたのはかわいそうだと述べて片付けようとしているのもどうかなと思うけど,さて。



 
[2006.01.18]
  勝者を決めるもの


 ▼Let's hear it for porn!(p2pnet.net)【英語】
  http://p2pnet.net/story/7630/


 ぶっちゃけた話をすると。

quote:ベータマックスとVHSとのビデオカセットの争いが過去にあったが,それに決着を付けたのはベータを作成する機材が高くVHSは安かったからだ。エロ映画の制作者たちはベータにかける現金を持ってなく,彼らはVHSでエロ映画をリリースした。そしてユーザーはたくさんのリリース物があるVHSのプレイヤーを購入し,それで決着がついた。あなたがブルーレイ対HD-DVDの次世代DVDの争いの勝者がわからないなら,彼がどちらのプレイヤーを購入するか調べてみて欲しい。

 まぁ,いい悪いは置いといて世の中はエロであふれている。手軽に人気を得る方法はエロだし,注目を浴びたいときもエロだ。作品でも,人物でもそれは変わらない。ある意味,ネットがわずか数年でここまで普及してしまった要因も,エロである部分が多いだろう。ブルーレイ対HD-DVDの勝者を決めるのは,おもろいゲームでもないし人気映画のタイトルでもない。そんなものはどうでもいいオマケだ。どっちが安くたくさんのエロタイトルを出せるか,たったそれだけだ。

 特に日本のアニメ市場では,それがわかりやすかったりする。子ども向けのアニメなんてわずかしかなくて,ほとんど観ているのは大人で,エロがわかりやすく求められている部分もある。手軽に人気を得るためにそれに応えるのは制作者としては当然だし,そうでなくても「萌え」という言葉向けのかわいい女の子(または男の子)を出すことが最優先になっている現状がある。それらは結果的に,エロを集めることとなにも別に変わらない。ブルーレイ対HD-DVDの行方をうかがいたい人たちは,どちらがそのタイトルをそろえられるかみていればいい。



 
[2006.01.16]
  スーパースーパー・イヴ


 ▼More Super Bowl marketers shoot high-def ads(USATODAY.com)【英語】
  http://www.usatoday.com/tech/news/2006-01-12-high-def-ads_x.htm


 ニュース速報でも報じられず,じっくりまったりテレビの録画放送を待つことができる日本のNFLファンは,しあわせ者だ。さてそんな人は,ここから下には結果が書いてあるかもしれないから,読まない方が安全かもヨ。

quote:高品位テレビを持つスーパーボウル視聴者は今年,選手の汗と同じようにバドライトを流れる滴を観るだろう。スーパーは2000年からウルトラシャープHDで放送されており,今年のABCの放送,スーパーボウルXLでは高品位のHD広告が初めて半分を超える。広告主はスーパーのために,30秒間240万ドル(2億7600万円)の経費を支払うが,「スーパーは人々がCMを観る数少ないチャンスのひとつだ」と述べている。

 ずっと前からスーパーボウルはNHK BSで生放送をしてくれていたが,いまはプレイオフの試合もCSで生放送が増えているようでありがたい。NFLなんてホントに視聴者の数なんてたかが知れているとは思うんだけど,自分の都合に合わせてテレビを観たい人には持って来いなので本当に助かる。今年はインディアナポリスがものすごい強さをみせつけそうな予想が多かったけど,ペイトン兄弟がともに敗れて急に地味なスーパーが首をもたげてきた。

 たとえスーパーでなくたって(NHK BSじゃどうせ観られないし),テレビCMがなんの役割も果たしていないのはわたしも同じだったりする。テレビCMで観てモノを買いに行ったことなんてないし,なにかを買うようなきっかけにもなっていない。まぁわたしはテレビCMを観るための体勢をまったく整えていないので仕方ないけど,高品位CMが半分以上になるというスーパーのCMはどうなるんだろうか。広告主にしては,30秒に億単位の金をかける価値がまだ残っているのかどうか。スーパーは日本時間の2月5日の朝。久しぶりの北部,寒い寒いデトロイトで行われる(去年のスーパー 過去記事)。



 
[2006.01.14]
  吹き抜ける風


 ▼MS ends Mac media player development(The Register)【英語】
  http://www.theregister.co.uk/2006/01/13/ms_ends_mac_wmp_development/


 本当はiPodのように再生フォーマットを制限するしか能のないデバイスはマヌケでしかないんだけど,いまのアップルはそれしか脳がないダメな会社になってるからな。

quote:マイクロソフト社は2003年11月28日からマック版のウインドウズ・メディア・プレイヤーを更新していない。「われわれにはマック用のそれについて,最新版と製品サポートを提供する計画がない」とマイクロソフトのスポークスマンは述べる。ウインドウズではWMP11を発表しており,差は大きくなっている。

 そりゃウインドウズ環境にとってはなにもしなくても問題なく再生できるのだから,世の中にウインドウズ・メディア・フォーマット(WMV,WMA)を使いたい気持ちな人が多いのもわかる。だれでもすぐにダブルクリックだけで再生できればそれにこしたことはない。そこではマック環境なんて,今度はインテルCPUに移行するなど問題と面倒ばかりなんだから,わざわざ提供していくのが面倒なのも当然だ。本当はアップルがクイックタイム・プレイヤーにウインドウズ・メディア再生の機能を付ければいいんだけど,そんなことできもしないだろうし。で,どぉするかというと。

 記事中でも紹介されているが,マックでウインドウズ・メディアを再生するのならサードパーティのFlip4Mac WMVが便利だ。なにより,別のプレイヤーを使わず,マック標準のクイックタイム・プレイヤーで再生できるのだからありがたい。インストールは英語だけどほとんどボタンを押していくだけで終わり,ウェブブラウザでの再生サポートもインストールできる(pic)。インストールが終わるとシステム環境設定に項目が追加されて設定ができ(pic),ウインドウズメディアのファイルはクイックタイムのアイコンになってすぐ再生できる(pic)。クイックタイム・プロのユーザーなら静止画書き出しやMP4などへの変換もすぐできる。まぁこれなら,MSのサポートがなくなっても構わんかなぁ。わはは。



 
[2006.01.12]
  ファイル共有の理由


 ▼Official: iPod owners are not thieves(The Register)【英語】
  http://www.theregister.co.uk/2006/01/11/ipodders_not_thieves/


 ファイル共有ソフトで,音楽を落としましょう。そして,可能な限り,アップロードをするようにしましょう。

quote:iPodの持ち主は安易にお金を支払ってしまう人なわけではないけれど,でも泥棒なわけでもない。米国と英国の音楽購入者の調査では25%の人たちはファイル共有から音楽をダウンロードしていることを認めているが,iPodの持ち主でそうしているのは7%とのこと。iPodは全MP3プレイヤーの44%を占める。52%は男性で48%は女性だ。iPodの持ち主は月平均2.26個のアルバムを買い,29%はeBayで定期的にCDを買っている。

 たぶんこの世の中には,本当に悪いことを散々行っている人も山ほどいるのだろうと思っている。人殺しをする人だっているし,人を騙したり暴力をふるったりモノを盗んだり壊したりする人だっている。で,世の中にはファイル共有の利用者をそれと同じだといいたがっている人も多い。

 で,そういう人たちは記事にあるようなファイル共有の利用者も犯罪者扱いしたいのだろうし,ファイル共有を利用しなければ出会うこともなかったような曲と巡り合い,その音楽を支持・援助していくことがあってもそれに理解をしめすこともできないだろう。なにせ,好きになるきっかけさえ提供することができないのだから。ではそれ以外で十分に,好きになるきっかけを与えてくれるシステムを提供してくれているというわけでもない。音楽なんてすべて消滅したって,なにもおかしなことではありもしないだろう。だからもう一度いいましょう。ファイル共有ソフトで,音楽を落としましょう。そして,可能な限り,アップロードをするようにしましょう。それが,音楽のためです。



 
[2006.01.10]
  あしたの再生動画


 ▼DivX and Google Partner Up(PC Magazine)【英語】
  http://www.pcmag.com/article2/0,1895,1908879,00.asp


 きょう持っているファイルがあした再生できなくなるということはないだろうけど,でも少しずつ,準備を進めておいた方がよい。そのためにきょうから始めるべきことは,なに,かな?

quote:動画形式のDivXは,同社役員によると世界中に一部のDVDプレイヤーなど5000万の再生装置があるという。もしグーグル社とDivX社が協力関係を持てば,グーグル・ビデオはその再生装置にも手を伸ばすことになる。グーグル社は最近,ドラッグ&ドロップによるビデオ変換ツールのベータ版を提供している。同社のグーグル・ビデオにはより大きいゴールの計画がある。「グーグル・ビデオは世界のビデオをみつけやすくすることが目標,DivXと協力することはPCをこえた家電装置にそのサービスを置く重要なステップとなる」(グーグルの製品管理副社長の言葉)。

 まったくもって個人的な話だけど,年末に大掃除をしていて,たくさんのCD-RやDVD-Rが出てきて,中身をみたら動画ファイルだった。いまわたしはDivX+MP3のAVIファイルでたくさんの動画を保存しているが,さてその頃はどんなフォーマットだったのだろうとみてみると。クラシック・マックからマックOS Xのはじめの頃までは3ivx+MP3が多く,その後の一時期,MP4を使用しているものもあった(マックでキャプチャしたものを,容量を減らして保存するにはそんなフォーマットしか選択肢はなかった)。が,それだと現在のような640x480,720x404のようなフルスクリーンで観てもきれいな画質にはならないし,小さいウインドウでみるためのもの,という感じでしかない。

 だがもう3年弱前のマックでのDivX環境の成立によって,やっとDivX+MP3のAVIを再生(・作成も)できる状況になり,ウインドウズ環境の人がアップした動画もそのまま再生できることが多くなった(過去記事)。でもネットワーク上での利点も踏まえ,グーグル・ビデオの存在感が増してくるような感じがする(グーグル・ビデオはフラッシュでの動画公開)。いまはMPEGなどからの動画変換しかサポートしていないグーグルのビデオ変換ツールだけど,DivXからの変換をサポートすれば,保存したい動画が増えるよ! というようなことになりそうだ。手持ちの動画をどうやって保存しておくか,検討を始めてもよい頃かもしれない。



 
[2006.01.08]
  動画の居場所


 ▼Las Vegas hosts digital nirvana(BBC NEWS)【英語】
  http://news.bbc.co.uk/1/hi/technology/4577142.stm


 動画の居場所自体,問われかねない,そんな年の始まりの,次世代メディアの争い。

quote:ラスベガスで今週,約2500の出展社と13万人の参加者によってコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)が開催される。基調講演ではマイクロソフト社とソニー社のボスだけでなく,グーグルとヤフーも出くわす。ソニー社はブルーレイ技術にプロモーションを集中させており,多くの人がブルーレイ対HD-DVDの争いを,1970年代のベータマックス対VHSのリマッチと見做している。両方のその次期DVDフォーマットの対決は争いを避けようと試みられていたが,その妥協は棚上げになっている。

 わたしはずっと,DVDが最後のディスクオンリーメディアになるだろうと思ってた。ディスクオンリーではフロッピーディスクやZIPディスク,CD-R(音楽CD)などいろいろあったし,もちろんひとつ上のレベルにハードディスクがある。ハードディスクだけがローカルサーバー上だろうと,ネットワークサーバー上だろうと大きな容量で存在し続け,小さな手に取れるディスクオンリーメディアとしてはDVDで十分だろうと思ってた。だからブルーレイもHD-DVDも,まったくどっちでもいい。そんなものを争っているなど,まったく時間のムダだと思っていた。

 が,どぉもそんなことを争いたがっている人もいるようだ。争うならそれをどんどん便利にしていけばいいのに,どんどん便利でなくしながら普及させようとしているから始末に悪い。役に立たない道具を使えと云われても使えるわけがない。著作権保護だとかユーザーの利用を妨げる機能ばかりが陰に存在しているのだから。結局,そんなことをしている間に,ネットワーク上のハードディスク容量がアクセス速度も容量も大きくなって,まったくローカルディスクと同じようにアクセスできるようになってしまい,ブルーレイやHD-DVDのようなディスクオンリーメディアの存在価値はなくなると思われる。 動画を売るにも,保存するにも,すべてネットワーク上で十分になるのだ。それが保障できなければ,動画の居場所自体,なくなってしまうのではないだろうか? テレビの番組も存在価値を見出せなくなっているいま,動画にとっても今年は勝負の年になってしまいそうだ。(ウィキペディアHD DVDウィキペディアBlu-ray Disc



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